こんにちは。クラウド活用推進担当、新人の安田です。
今回は、AWSの生成AIサービスを使ってブログ作成を効率化しよう!というテーマで、ブログ作成に生成AIをどうやって活用したのか紹介します。
GenU(正式名称:Generative AI Use Case JP)は、AWSが提供するAmazon Bedrockベースのオープンソースの生成AIアプリケーションです。
デフォルトで8つの機能を使うことができ、カスタマイズすることでさらに機能を追加できます。
【チャット・文章生成・要約・校正・翻訳・ Webコンテンツ抽出・画像生成・映像分析】
ブログを作成する際にこのような悩みがありましたが、生成AIを活用することでこれらの課題を解決できると考え、実際に活用してみました。
今回はGenUのデフォルトで使える8つの機能のうち、いくつかの機能を使ってブログ作成の効率化を行いました。
この記事と、以前自分が書いた記事をもとに活用例を紹介します。
新人のAWS SAA合格体験記
ブログのタイトルを決めるのに悩んでいましたが、AIに相談してみると良いアイデアが得られました。
「チャット」機能にこの記事のタイトルを相談してみました。
ちょっと大げさな表現だと感じたので、別の案を考えてもらいました。
この中から「初心者でもかんたん!AWS生成AIでブログ作成」を採用しました!
まずAIに意見を出してもらい、そこからアイデアを固めていくことで、0から自分で考えるよりも作業負担を減らせることができると感じます。
「文章生成」機能を使うと、入力した長文を指示通りに編集してくれます。合格体験記の記事で活用した例を紹介します。
マークダウン形式で記事を作成していましたが、記事の中に表を入れようとしたときに、きれいに表示されなかったのでhtml形式に直す必要がありました。
また、文章が詰まっていて読みづらかったので、空白行を入れて読みやすくなるようにしたいと思いました。
改善前
html形式での表の書き方を調べることや、どこを改行すれば読みやすくなるのか自分で考える必要がありましたが、「文章生成」機能に任せることで手間を減らすことができました。
入力した指示
改善後
指示を入力するだけでAIが全て修正してくれたので、負担が明確に減ったと感じました。
ただし、AIは必ずしも指示通りに修正するわけではないので、人間の目で確認することが必要です。AIは基礎的な部分を作成する補助ツールとして使うと良いでしょう。
「校正」機能で、人間の目では見逃してしまう誤字脱字や、言い回しの修正を行うことができます。合格体験記の記事で活用した例を紹介します。
AIに校正させることで、人間が見落としがちな間違いを見つけることができ、負担を減らしながら効率的な校正作業が可能になります。
この記事の内容に合った画像を「画像生成」機能で生成しました。
GenUの「画像生成」機能はチャット形式で生成できるので、追加したい要素や画像に入れてほしくない要素をチャットでやり取りしながら進めることができます。
今回はAIでブログ作成を効率化をテーマということで、ロボットがブログを作成している様子を作成してもらいました。
デザインの経験がない人でも短時間でイメージした内容の画像を作ることができることは大きなメリットだと思います。
GenUでは生成した画像に対して、改善案やおすすめのイラストのスタイルを提示してくれるので、試行錯誤がしやすいように感じました。
今回はAWSが提供する生成AIサービス、GenUを使ってブログ作成の作業を効率化しました。GenUは今回紹介した他にも機能があり、RAGチャットなどをカスタマイズを行うことも可能です。
GenUについてはこちらの記事でも紹介しているので、合わせてご覧ください。
GenUカスタマイズ-Bedrockを用いた生成AIアプリケーション入門
DTSではGenU環境を提供するサービスを提供しています。構築・運用・保守をDTSに任せていただくことで、簡単に生成AI環境の検証を行うことができます。
身の回りでAIを活用する場面があるのか、導入して試してみてはいかがでしょうか?
AWS生成AI PoC支援サービス
ここまで読んでいただきありがとうございました。
これからさらに発展していくであろう生成AIを、もっと活用できるように検証して発信していきたいと思います!