こんにちは。クラウド活用推進担当、新人の安田です。
新人研修期間の最後にAWSの認定資格であるAWS Solutions Architect Associateに合格できたので、合格体験記を書こうと思います。
これから受験する人の参考になれば幸いです。
AWS認定は、Amazon Web Services, Inc.が提供しているクラウド製品サービスに関するスキルと知識を認定する資格制度です。
AWS Solutions Architect Associate (以下、SAA)はAWSの認定資格の一つで、クラウドアーキテクチャの設計に関する知識を証明できます。
試験内容は4つの分野に分かれています。出題分野と試験における重みづけは以下のとおりです。
分野 | 比重 |
第 1 分野: セキュアなアーキテクチャの設計 | 30% |
第 2 分野: 弾力性に優れたアーキテクチャの設計 | 26% |
第 3 分野: 高性能アーキテクチャの設計 | 24% |
第 4 分野: コストを最適化したアーキテクチャの設計 | 20% |
試験日程:通年
試験方式:パソコンで実施するCBT方式の試験
試験時間:130分
問題数:65問(択一選択問題、複数選択問題)
合格点数:720/1000
・入社後に研修でAWSを学び始め、実務経験なし。EC2、RDS、S3、VPCが分かるくらい。
・他に持ってるIT関連資格はITパスポートのみ。
試験に出題されるサービス名とサービス内容を一通り確認した後は、問題演習を沢山行いました。
試験は4択問題ですが、問題文も解答も文字数が多いため、早く解答できるようにすることを意識しました。
書籍やサイトは以下を利用しました。
試験に出題されるサービスの概要を学ぶことができます。模擬試験も1回分付属されており、基礎を固めるにはちょうど良いかなと思います。
問題を解きながらわからないところがあったらその都度確認する学習方法で進めました。
書籍だけだと不安だったので、基礎固めに利用しました。ハンズオンが充実しており、知識だけでなく実際の操作も学ぶことができます。試験に合格するだけならハンズオンは必須ではないかもしれませんが、業務で使ったり理解を深めるためには、ハンズオンまでしっかりやっておくことをおすすめします。
本番の試験の中でも難しめの問題を集めた難易度になっています。これを理解して解けていれば、確実に合格できると思います。初めて解いたときは正答率が5割ほどで、合格できるか不安になりました…。
答え合わせをするときは、間違えた問題だけでなく、正解した問題も考え方が合っているか確認するようにしました。知らない単語が出てきたら、その都度調べることを心掛けました。
受けた本番の試験では、6回目の模擬試験問題とほとんど同じ問題が出題されていました。1~5回目の問題に本番と同じような問題があるかはわかりませんが、6回目だけは直前に解いておくことをおすすめします!
無料で750問以上の問題が提供されており、本番と近いレベルで解くことができます。1問ずつ解いて解説を確認できるので、通勤時間などのすき間時間に少しずつ進めることができ、使い勝手が良いです。
また、サービスごとに問題を解くこともできるため、覚えきれていないサービスを重点的に勉強することができます。
・平日は家に帰った後だと疲れてやる気が出ないことが多かったので、通勤時間にPing-tを使って少しだけでも問題を解くようにしていました。休日のまとまった時間が取れる時にUdemyの模擬試験を使っていました。時間がない時も数問でも解くようにし、問題に触れない日がないようにして試験を解く感覚を維持するようにしました。
・やる気を出すために、自分は途中でだらけてしまいそうだと感じたので、まず試験を申し込んで期限を設定しました。日程が決まり、受験料も会社からのバウチャーを利用せず自己負担にしたことで、絶対に1発で合格するぞ!と思わせることでモチベーションが低下することを防ぎました。ほかの人にいつまでに合格すると宣言することでも、やらなければいけない状況を作ることができると思います。
試験にはメモ用のペンとホワイトボードが渡されます。このメモ用のホワイトボードは試験終了後に回収されます。自己採点のために問題と解答等をメモしても、他の用紙等に書き写すことはできません。
1週目に問題を解きながら、自信あり(〇)、自信なし(△)、全く分からない(×)の3つに分けてメモをしました。一通り解き終わった後に、△をつけた問題を中心に見直しました。
1週目に解き終わった時点で残り40分ほどで、自信がない問題を全てじっくり見直す時間がありませんでした。
最終的には、〇が30問、△が25問、×が10問ほどで試験が終了し、自信がある問題が少なく、正直合格した気がしませんでした…。
結果は合格点が720/1000 のところ、得点は 748/1000 で、ギリギリの点数で合格しました。
・Ping-tや模擬試験問題集では出てこなかった単語が出てきて焦りました。問題の中には配点がついていない問題もあるので、悩んでも分からない問題は切り替えて次の問題を解くようにしましょう。
・問題文は長文が多かったですが、単語を拾えば解けるような問題もありました。模擬試験を解くときもキーワードを読み取って素早く解答できるようにすることが重要だと感じました。
・選択肢が絞れない問題が出たときは、コスト最適化に最も近いのはどれか、運用の手間が最も少ないのはどれかなど、ベストプラクティスに基づいて考えるとある程度選択肢を絞ることができると思います。
未経験での受験でしたが、SAAは今後AWSを学習する上で基盤となる部分なので、ギリギリでも合格できて良かったです。
今回は試験まで時間がなく、ひたすら問題を解いて暗記をするように勉強しました。そのため、実務に使えるようにハンズオンを利用して見直そうと思います。
これから受ける方は、紹介した勉強方法を参考にして頂ければ嬉しいです。