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ローコード開発ツールとは?おすすめ4選と活用事例を紹介

ローコード開発ツールとは?おすすめ5選と活用事例を紹介

ローコード開発ツールを使えば、コーディング不要でアプリケーション開発が可能になります。開発期間の短縮だけでなく、コスト削減のメリットも大きいのが特徴です。しかし、ツールによって機能が大きく異なるため、自社のニーズに合ったツールを適切に選び、活用することがローコード開発の成否のカギを握ります。

 

この記事では、ServiceNowをはじめとするローコード開発ツールの概要や、具体的なローコード開発ツールと、企業における活用事例を紹介します。

ローコード開発ツールとは

ローコード開発ツールは、プログラミングの経験が浅くてもアプリケーションを開発できるツールです。一般的にはアイコンといったグラフィカルなユーザーインターフェースを通じて、ドラッグアンドドロップの操作でアプリケーションの機能を構築することが可能です。

 

コードを記述してプログラミングする作業が削減されるため、開発効率が上がるメリットがあるほか、作成するアプリケーションの品質が一定に保たれるメリットがあります。

ローコード開発ツールの概要

ローコード開発ツールを使うことで、ソフトウェア開発の速度と柔軟性を大幅に向上させることができます。特にビジネスにおいては、迅速なアプリケーションの開発が求められるため、ローコード開発ツールのニーズが高まっているのです。

 

ローコード開発ツールは、ドラッグアンドドロップの操作やあらかじめツールに搭載されたテンプレートを利用して、コードをほとんど書かずに複雑なプロセスを含むアプリケーションを構築できます。ローコード開発ツールを採用することで、企業はIT部門の負担を減らし、より効率的かつ迅速な開発が可能になるのです。

 

ローコード開発ツールを選ぶときのポイント

ローコード開発ツールを選ぶときのポイント

 

ローコード開発ツールを選ぶ際の重要なポイントは、ツールが提供する機能の範囲と柔軟性を確認することです。

 

具体的にはユーザーインターフェースのカスタマイズ度の高さ、データ統合の容易さ、セキュリティレベル、およびクラウドベースまたはオンプレミス環境での使用可能性などが含まれます。

 

ここではローコード開発ツールを選ぶときのポイントについて以下3点を詳しくみていきます。

目的に合っているか

ローコード開発ツールを選ぶ際のポイントのひとつは、そのツールがビジネスやプロジェクトの目的に合致しているかどうかです。

 

ローコード開発ツールは、それぞれ特定のニーズや要件に対応する機能を持っているため、自社の目指す目標や開発するアプリケーションの種類に応じて適切な選択をする必要があります。そのため、プロジェクトの要件に最も適した機能を提供するツールを選ぶことが重要です。

拡張性があるか

ローコード開発ツールを選ぶ際、拡張性の有無や程度が重要な要素になります。

拡張性があるツールは、将来的なビジネスの成長や技術的な要求の変化に対応可能です。

 

拡張性とはアプリケーションのスケールアップや機能の追加、サードパーティ製のサービスやAPIとの統合が容易かどうかを意味します。適切な拡張性を備えたツールを選択することで、長期的な開発計画においても柔軟性を保ちながら、進化するビジネスニーズに対応することが可能になるでしょう。

今いる人材で運用できるか

ローコード開発ツールを選択する際、今いる人材でそのツールを効果的に運用できるかどうか、を検討することが重要です。

 

ローコードツールの主なメリットは、専門的なコーディングスキルがなくてもアプリケーション開発が可能であることです。このメリットを最大化するには、選択するローコード開発ツールが現在のチームの技能レベルに適している必要があります。

 

具体的には開発だけでなく、運用やカスタマイズにおいて過度な技術的負担を要求しないものを選びましょう。

おすすめローコード開発ツール4選

ここではおすすめのローコード開発ツール4選を紹介します。ローコード開発ツールにはそれぞれ得意分野があり、開発目的によって選ぶべきツールが異なります。ここで紹介するServiceNowのApp Engineをはじめ、比較検討するときの参考にしてみてください。

ServiceNow – App Engine

ServiceNowのApp Engineは、カスタマイズ可能なアプリケーションを迅速に構築できるローコード開発ツールです。

 

ServiceNow自体がノーコードで開発できるツールとして、エンジニアリングの知識がない担当者でも操作可能。JR東日本やアサヒグループジャパン、パナソニックや データと言った業界最大手の企業でも使用されています。

 

App Engineの大きな特長は、経験の浅い複数のエンジニアでもアプリケーションを開発できる点にあります。これにより、ビジネスプロセスの自動化や効率化を図るアプリケーションの開発が容易になるのです。

kintone

kintoneの特長は、その柔軟性とカスタマイズ性の高さにあります。開発にあたってエンジニアは、ドラッグアンドドロップの操作でフォームやビューを編集でき、複雑な業務フローも簡単に構築可能です。

Claris FileMaker(クラリス ファイルメーカー)

Claris FileMaker(クラリス ファイルメーカー)の最大の特長は、用途の広さです。具体的には営業管理、在庫追跡、顧客データベースなど、さまざまなビジネスニーズに合わせたアプリケーションを容易に作成できます。

SPIRAL ver.1

SPIRAL ver.1は、「顧客接点強化」と「業務効率化」を目的として設計されたローコード開発ツールで、企業のニーズに合ったビジネスアプリケーション構築や運用を容易にします。

 

SPIRAL ver.1の主な特長は、使いやすさと柔軟性です。さらにSPIRAL ver.1を利用することで、散在するデータの一元管理や業務プロセスの自動化、顧客データの管理など、幅広い業務ニーズに対応できます。

ローコード開発ツールで開発されたアプリ・システム紹介

ローコード開発ツールで開発されたアプリ・システム紹介

 

ここからはローコード開発ツールで開発されたアプリやシステムを紹介します。これからローコード開発ツールを使用してアプリやシステムを開発することを検討している方は、ぜひ参考にして下さい。

iPhone とローコードの組み合わせで DX 加速

ローコード開発ツールとiPhoneを組み合わせることで社内のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現させることも可能です。

 

iPhoneの直感的なユーザーインターフェースとローコード開発ツールの柔軟性が合わさることで、効率的かつ効果的なアプリケーション開発が可能になります。

業務管理システムをアップグレードしスムーズなプロジェクト進行を実現

IT統括部でローコード開発ツールを導入することで、プロジェクト管理、ワークフロー、発注管理、ナレッジ共有などが一元化され、スムーズな進行が可能になります。

 

こうした開発により、ITプロジェクトの実績情報や振り返り、評価情報の記載や内部統制上の承認記録の記入が容易に。IT投資に関する稟議への付議申請もできるようになり、散在していた申請書類の一元管理が実現できます。

ServiceNow導入検討の際はDTSにご相談ください

ローコード開発ツールは用途や機能、価格帯などが異なるため、自社のニーズに合ったツールを選ぶことが重要です。

 

ServiceNowのApp Engineは、開発のスピードと効率性を大幅に向上させられるローコード開発ツールで、プログラミング経験が浅いエンジニアでも、複雑なアプリケーションを迅速かつ容易に構築できます。

 

DTSはServiceNowの導入をご検討中の企業様に対して、IT戦略の立案から運用保守までを一貫してサポート。デジタル変革を推進するお手伝いをいたします。ServiceNowのさらなるカスタマイズをご希望の場合は、App Engineの活用もサポートさせていただきます。ぜひ一度お問合せください。

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