AWS Summit Japan 2025 参加レポート「AWSセッションに複数参加!」

クラウド活用推進担当の松崎です。

AWS Summit Japan 2025に参加しました。
AWS Summitに初めて参加した感想などをつらつらと書いていきたいと思います。


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目次

  1. 入場
  2. 基調講演
  3. セッション
  4. 企業ブース
  5. その他
  6. 感想
  7. まとめ

入場

受付開始の8:30に合わせて行ったので、並ぶことはなかったです。受付自体も2、3分で終わりました。
基調講演の指定席やお弁当の整理券が欲しいなら、9:00くらいには到着した方が良さそうです。

基調講演

指定席には毎回配っているらしいクッションが置いてありました。
入場時間が早いとやることが無くて結構暇です。
基調講演の内容自体はAWSの方が新サービスについて紹介したり、パートナーの社長が事例を紹介していました。


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セッション

今回はAWSセッションに複数参加しました。(他にはパートナーセッションなどがあります)
AWSセッションは内容が濃くて聞いていてためになりました。
セッション内容は後日アップロードされるらしいので、Summitで見る必要はないかもしれません。

参加したセッションは以下です。

クラウド環境への移行課題、AWS のハイブリッドクラウドサービスが解決できるかも

概要(AWS公式から引用):
クラウドへのマイグレーションは加速していますが、依然として多くのワークロードはお客様環境で運用されています。お客様は様々なワークロードをお持ちで、データレジデンシー要件や利用するネットワーク環境の要件よっては、単純にクラウドへ移行できない物もあります。AWS ハイブリッドクラウドサービスはクラウドからエッジまでシームレスにクラウドサービスを提供することで、お客様が利用したいサイトへクラウド環境を提供します。これによりどのような課題を解決するか、また具体的にどのように移行するかを解説します。
内容:
AWS Outputs+既存の移行サービスを組み合わせた物の色んなユースケースについての内容でした。

所感:
AWS Outpostsは初めて聞いたサービスなのですが、オンプレミス環境にAWS環境を構築するサービスみたいです(自分専用のAZを作るイメージ)。オンプレミス環境もカバーしているなんて、流石AWSだと思いました。

印象的だったところ:
・AWS Nitro System という普段は意識しない、サーバ基盤部分について触れていた(ラックの展示もありました)
・AWS依存ではなくサードパーティツールでも移行が可能
・AWS環境+オンプレ環境(AWS Outposts)のハイブリッド構成が可能

明日から実践できる AWS でのオブザーバビリティ革新 - Amazon CloudWatch Application Signals と OpenTelemetry で実現する次世代オブザーバビリティ

概要(AWS公式から引用):
「アプリケーションの性能低下の原因がわからない」「マイクロサービス間の問題箇所の特定に時間がかかる」―こうした運用現場での課題に対して、Amazon CloudWatch Application Signals と OpenTelemetry の組み合わせが新たな解決策を提供します。本セッションでは、CloudWatch Application Signals を活用した実践的なオブザーバビリティの実現方法について解説します。具体的には、Application Signals の特長である SLO モニタリングの実装からインシデントの早期発見方法、OpenTelemetry による分散トレースを活用したボトルネックの特定について紹介します。さらに、ゼロコード計装による開発者の負担軽減といった実務で活用できる具体的な実装手法を説明します。これからオブザーバビリティを導入したい方はもちろん、既存のモニタリングを改善したいエンジニアの方にも最適です。AWS 環境での運用効率を向上させる実践的なテクニックと、次世代のオブザーバビリティプラットフォームの活用方法を習得していただけます。

内容:
Amazon CloudWatch Application Signalsの使い方デモとAWS Distro for OpenTelemetryの詳細な機能について詳しく説明されていました。

所感:
CloudWatchの汎用的な使い方しか知らない自分には難しい内容でしたが、監視系のSaaS製品も要らなくなっていくのではと思いました。

印象的だったところ:
・アプリに手を加えることはなく、OpenTelemetryはゼロコードで簡単に実装できる(インフラ畑でも簡単に実装できる)
・Application Signalはダッシュボードやサービスマップが標準でついていて、誰でも簡単に分析が可能
・デモでわかりやすく説明されていた。実際にサービスマップとかは他の監視系サービスと比べて遜色なかったです

クラウドストレージのコスト最適化戦略 - AWS ストレージの賢い活用法

概要(AWS公式から引用):
AWS ストレージは、データ保存の柔軟性と拡張性を提供しますが、適切な設計とモニタリングがなされない場合、意図したコスト構造とならない可能性があります。本セッションでは、AWS のオブジェクトストレージ (Amazon S3) とブロックストレージ (Amazon EBS) に焦点を当て、サービスの紹介と料金モデルから始まり、コスト最適化の実践的なアプローチ、機能、モニタリング方法を紹介します。このセッションを通じて、クラウドストレージのコストの実践的な知見を得ることができ、利用者自身でコスト最適化が実施できるようにしていただけることを目標とします。
内容:
S3のライフサイクリングポリシーの上手い使い方についてと、EBSのボリュームタイプの性能と料金の比較をしていました。

所感:
ここら辺の内容は、知識としては持っていても疎かになってしまっていたので、要件を決めるときには意識することを心がけようと思いました。
印象的だったところ:
・S3のライフサイクリングポリシーを上手いこと使うと、S3の利用料が90%程削減可能
・S3 Intelligent-Tieringは、アクセス頻度が不明のストレージにオススメ
・EBSのストレージタイプは、新しい方が圧倒的に良い
・ストレージを最適化しないとコンピュートリソースにも影響がある。(コンピュートリソースが過剰になってしまう)

企業ブース

一番のメインだと思います。
たくさんの企業が参加していました(展示品は270あるらしいです)お菓子を配っていたり、抽選でps5が貰えるところもありました。特にiretさんのブースは販促に力を入れていて参考になりました。Summit参加者限定で「コスト最適化診断無料キャンペーン」や大画面でのスロットチャレンジなど、つい目が惹かれました。
がんばったら1日で回れるかもしれません。

その他

・お弁当は2種類ありました。(チキン南蛮と幕の内弁当)
・貰える飲み物はPETボトル1本なので、足りない人は事前に購入した方が良いです。
・名刺は持っていきましょう。

感想

AWS Summitに初めて参加しましたが、すごく活気がありAWSへのモチベーションが上がりました。
AWSセッションは内容が濃く、どれも参考になるのですが、個人的にはストレージのコスト効率の部分が参考になりました。
S3のコストが数十%削減できるなど、興味をそそられる内容でした。

反省点としては、主に企業ブースを周っていて、Expoの方をあまり見られなかったことです。
次は、Expoの方も周れるようにします。

まとめ

「AWS知らないよ」って人でも楽しめると思います。
来年参加する人の参考になれば嬉しいです。

以上、記事を読んでいただきありがとうございました。

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