AWS ネットワーク周りのサービスを整理してみた
(AWS PrivateLink, Amazon VPC Lattice等)

はじめに

こんにちは!クラウド活用推進担当、新人の濱岡です。


少し時間が経ちましたが、11月アプデや12月のAWS re:Invent 2024によって、ネットワーク周りのサービスに変化がありました。

特に、インフラの構築や管理を効率化するための新機能や改善点が多く、クラウド環境でのネットワーク設計や運用に関する考え方も進化しています。


このブログでは、これらのアプデ内容をまとめ、他のサービスとの比較を交えながら、ネットワーク周りのサービスを整理していきたいと思います。

特に、どのようなシーンでどのサービスを使うべきか、についても触れていきます。

目次

  1. はじめに
  2. 目次
  3. アプデ内容まとめ
    AWS PrivateLink
    Amazon VPC Lattice
    (おまけ)Amazon CloudFront : VPC origins
  4. 違い (PrivateLink, VPC Lattice, VPC Peering, TransitGW)
  5. まとめ
  6. 参照

アプデ内容まとめ

最近のアップデート内容についてまとめました。

個人的に注目しているポイントは、ネットワーク設計の変化です。

そのため機能の詳細については割愛させていただきましたが、これらの機能には別途リソースが必要になる場合がありますので、その点についてご注意ください。


AWS PrivateLink

AWS PrivateLinkの新しいアップデートでは、VPCエンドポイントを利用して、様々なVPCリソースにアクセスできるようになりました。

AWS が AWS PrivateLink 経由での VPC リソースへのアクセスを発表 - AWS


これまでPrivateLinkを使って接続できたのは、NLBやGLBを利用するサービスだけでした。


【アプデ前】

privatelink1.png

今回のリリースによりAWS Resource Access Manager(AWS RAM)を使って、任意のVPCリソースを共有できるようになりました。

NLBなしで接続できるようになったので、余分なコストを削減できます。


【アプデ後】

privatelink2.png

Amazon VPC Lattice

Amazon VPC Latticeの新しいアップデートでは、VPC内の様々なリソースにTCPでアクセス可能になりました。

VPC Lattice に VPC リソースに対する TCP サポートが追加 - AWS


これまではLambda,EC2,ECS,ECS Fargate,EKSに対して、HTTP(S)を利⽤することでアクセス可能だったため、利用が限定的でした。

今回のリリースによりTCP接続に対応したため、幅広いリソース(RDSなど)の共有が可能になりました。


【アプデ後】

lattice2.png

(おまけ)Amazon CloudFront : VPCオリジン

(ネットワーク周りのサービスとして比較はしませんが、VPC領域で新機能が追加されたので紹介します。)

11月のアップデートでAmazon CloudFrontがVPCオリジンを発表しました。

Amazon CloudFront VPC オリジンの紹介: アプリケーションのセキュリティ強化と運用の合理化 | Amazon Web Services ブログ


この機能は、VPC内のプライベートサブネットでホストされているアプリケーションからのコンテンツ配信を可能にします。

これまでCloudFrontは、パブリックサブネット内のアプリケーションにしか接続できなかったため、複雑なアクセス制御やネットワーク設定が必要でした。


【アプデ前】

vpc_origins1.png

しかし、CloudFront VPC originsを使用すれば、プライベートサブネット内のアプリケーションに直接CloudFrontを接続でき、最小限の設定でこれらを保護することが可能になりました。


【アプデ後】

vpc_origins2.png

比較 (PrivateLink, VPC Lattice, VPC Peering, TransitGW)

ネットワーク周りのサービスの機能が増え、さらに複雑になってきたと感じているころだと思います。


ということで、以下4つのサービスを表にまとめました。


・AWS PrivateLink

・Amazon VPC Lattice

・VPC Peering

・Amazon VPC Transit Gateway


どんな違いがあるのか、それぞれどういった場面で使うのか、について整理しました。

table.png

まとめ

AWSのネットワーク関連サービスのアップデートと特徴、利用シーンを整理しました。

今回のアップデートで、ネットワーク設計の単純化や不要リソースの削除など、最適な選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

参照

AWS が AWS PrivateLink 経由での VPC リソースへのアクセスを発表 - AWS

VPC Lattice に VPC リソースに対する TCP サポートが追加 - AWS

Amazon CloudFront VPC オリジンの紹介: アプリケーションのセキュリティ強化と運用の合理化 | Amazon Web Services ブログ

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