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【イベントレポート】ServiceNow World Forum Tokyo 2025に出展しました!

2025年10月22日(水)~23日(木)の2日間、東京ビッグサイトにて、「ServiceNow World Forum Tokyo 2025」が開催されました。

 

今年のメインテーマは、「ビジネスの未来を動かすAI」。

2日間にわたり、多くの参加者が詰めかけ、会場は朝から熱気に包まれました。

 

企業のAI × デジタルトランスフォーメーション(DX)推進が待ったなしの状況にある中、ServiceNow AI Platformに対する期待と関心の高さを肌で感じる大盛況の2日間でした!

基調講演

イベントのオープニングを飾った基調講演には、ServiceNow Japan 執行役員社長の鈴木 正敏氏が登壇。

 

講演の中心は、ServiceNow AI Platformの最新情報と、それによるお客様の新たな価値創出です。

AIがもたらす経済効果と「使いこなせない壁」

鈴木氏はまず、生成AIが2030年までに22兆ドルの経済効果と50%ものコスト削減の可能性を秘める点を解説。

 

一方で、「業務の分断」や「アプリケーションのサイロ化」によって、多くの企業がAIを使いこなせない壁に直面していると指摘します。

 

その上で、イノベーションを牽引する企業は、「データの単一ビュー」「プラットフォーム優先のアプローチ」などの戦略で、この壁を乗り越えていると強調しました。

ServiceNowのAI

ServiceNowは、分断した業務をつなぎ、AI活用を全社横断で進められる「エンタープライズAIプラットフォーム」として機能することを訴求。

 

2025年の肝となるServiceNowのAIエージェントは、1000を超えるプリビルドで提供され、これらを「AIエージェントオーケストレーター」が最適に制御することで、利用者は「やりたいこと」を伝えるだけで、あとはAIが自律的に実行する世界観が提示されました。

 

また、大規模なトランザクションを処理する基盤として、ServiceNowの高性能データベース「Raptor DB」が言及され、IT、CRM、人事、財務、法務まであらゆるワークフローに対応できるプラットフォームの強固さが裏付けられました。

ServiceNow導入企業の登壇

基調講演では、鈴木氏に加えて、アフラック生命保険株式会社や株式会社JTB、日本電気株式会社など、大手企業のリーダーたちが登壇。

 

AIや自動化を活用した業務効率化など、導入事例を交えながら語られ、日本のデジタル変革に対する期待が一層高まっていることが伝わってきました。

AIが創るオリジナル「コミック風バッチ」

今年のイベントで大きな話題を呼んでいたのが、ServiceNow Universityブースで提供されていたユニークな企画、「AIを活用してコミック風のオリジナルバッチ(ストラップ付き)」を作成するサービスです。

 

このブースには、朝からイベント終了まで途切れることなく長い列ができており、会場の盛り上がりを象徴する光景でした。

 

参加者は顔写真を撮影するだけで、AIがポップな「コミック風」の自画像に変換。すぐにストラップ付きのオリジナルバッチとして手渡され、参加者間のコミュニケーションツールとしても活用されていました。

 

この体験は、AI技術の柔軟性と親しみやすさを示す好例でしょう。

 

▼実際のコミック風バッチ

ミニシアター登壇:CTA認定者が説く「使いこなせない」壁の乗り越え方

ミニシアターでは、弊社のServiceNow最高峰資格であるCTA(Certified Technical Architect)認定者の島貫がスピーカーとして登壇しました。

 

セッションテーマは「ServiceNowの価値を最大限に引き出す! DTSマネージドサービスで実現するAI活用×IT運用」。

 

基調講演でも課題として挙げられた、ServiceNowを導入したものの、真価を「使いこなせない」という、多くの企業が直面する課題解決に焦点を当てました。

 

島貫は、この「使いこなせない」要因として、「①自前での運用・内製化の難しさ」や、「②バラバラなシステム間の連携の不備」などを指摘しました。

 

その対策として、DTSが提供する「DTSマネージドサービス for ServiceNow」を紹介。

 

このサービスは、ServiceNowの安定稼働を目的とした運用保守サービスに加え、お客様組織内での運用を支援する内製化支援サービスを柔軟に組み合わせることで、ServiceNow活用効果を最大限に引き出すサポートを提供します。

 

特に、AI技術を活用した運用保守サービスが、IT運用・保守の自動化や効率化を推進し、IT部門を日常業務から戦略的業務へとシフトさせると説明しました。

 

▼ミニシアターの様子

 

※立ち見が出るほどの盛況でした。

 

また、DTSが若手社員や新人社員を中心に「AIエージェントを働く若手・新人のパートナーに」というテーマでハッカソンに参加し、特別賞を受賞したことにも触れ、最高峰資格認定者であるCTA認定者によるプラットフォーム全体の専門性と、最先端技術への積極的な取り組みの両面から、お客様を最適に支援する体制をアピールしました。

DTSブース:AI活用を支援するDTSの総合力

ServiceNowパートナーである弊社も、Goldスポンサーとして出展し、AI × 業務改革に焦点を当てたソリューションをご紹介。

 

DTSのブースは、大盛況の会場の中でも特に熱量の高いお客様で常に賑わっていました。

 

▼DTSブースの様子

 

目玉ソリューション:「DTSマネージドサービス for ServiceNow」

ブースの目玉としてご紹介したのは、ミニシアターでも紹介された「DTSマネージドサービス for ServiceNow」です。

 

ServiceNow導入後の「使いこなせない」を解決し、安定稼働の確保と内製化支援をトータルで提供する、弊社のベストプラクティスを凝縮した伴走型サービスです。

 

※サービスの詳しい内容は以下のリンクをご覧ください。

DTSが提供するソリューション群

他にもDTSでは、オリジナルサービスパッケージ「Simple-Start-Pack(シンプルスタートパック)」を中心に多くのソリューションを紹介しました。

 

来場者から特に多く寄せられた声

来場者からは、基調講演の内容を受けて、「AIをどこから導入すべきか」「ビジネスに根付いたAI活用はどういったものがあるか」といった、AIに関する具体的なロードマップ策定の相談をいただきました。

 

他にも、「自社も導入後の運用に困っている」「導入したがうまく活用できていない」という課題から、ミニシアターで注目を浴びた、「DTSマネージドサービス for ServiceNow」について詳しく伺いたいとの相談も多くいただきました。

 

弊社は、ServiceNowのプラットフォームに、DTSが持つ豊富な業務ノウハウと支援実績を組み合わせることで、お客様の課題に合わせたソリューションを提供が可能です。

最後に

ServiceNow World Forum Tokyo 2025は、まさに「ビジネスの未来を動かすAI」というテーマが現実となりつつあることを体感できるイベントでした。

 

基調講演で示された革新的なビジョン、コミック風バッチに代表されるAIの身近な活用、そして各企業の事例や、CTA認定者による専門性の高い登壇から伝わるServiceNowによるビジネスのさらなる飛躍。

 

このイベントを通して、ServiceNowへの注目度と期待値は、世界中で高まり続けていることを確信しました。

 

DTSは、これからもServiceNowのパートナーとして、最新のAI技術とワークフローソリューションをいち早くキャッチアップし、日本のお客様に最もタイムリーで高品質なサービスをご提供できるよう努めてまいります。

 

ServiceNowの導入や、導入後の次なるステージへ進めたいとお考えの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。

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